20190804 足水バケツ
夏も真っ盛り、毎日暑い日が続いている。
今年 約8年過ごした神奈川県の山の上の道場から東京三鷹市に移住して迎える初めての夏。狭いアパートの室内は街中のアスファルトの蓄熱効果で茹だる様な暑さ。
「クーラーを使ったら負け」というマイルールを設定し倹約に励むが、流石に昼も夜も汗が止まらない。どうにかしたい!そこである日バケツに水を張りベランダで足を冷やす妙案を閃き即座に実行。
これがなかなか良い感じで涼を感じる。
夏の正解はこれだ!と確信した。
以前居た道場は山の上で、しかも近くには沐浴ができるほど綺麗な沢が流れている。避暑にはもってこいの場所なのだが、足水バケツはそんな以前の涼しさとは異なる癒やしがある。
ベランダから通り沿いをボーッと眺めながらバケツに浸かる。
1人だけ時間軸の流れが緩やかになったかの様なちょっとした自己満足感にひたれる穏やかな時間。
通行人の視線が時折私の足下に落ちていくが、
その時はこの上もなく気持ち良さそうな顔をしておく。
帰ったら彼等も足水バケツを試すんじゃないかという想像をしながら、無言の啓蒙活動に日々従事している。
今日も暑い。